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当事者はもとより、身内に認知症の人を抱える家族には これから乗り越えなくてはならな心理状態があります。
No
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心理状態
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詳細
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1
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とまどい・否定 | 認知症の人の異常と思える言動に戸惑い、否定しようとします。 悩みを他の肉親にすら打ち明けられないで一人で悩むのもこの時期です。 |
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混乱・怒り・拒絶 | 認知症への理解が十分でないことが原因で、家族が混乱して、 小さなことにも感情をあらわにする兆候が見られます。 精神的、肉体的に疲労し、認知症の人を拒絶します。 家族にとって一番ツライ時期です。 こんなときは、医療・福祉サービスを積極的に利用して乗り切ることが望まれます。 |
3
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割り切る。諦める。 | 家族が自分の感情をコントロールし始めます。怒ること、悩むことの無駄を感じはじめ、 割り切るようになります。諦めの境地と言えます。家族が割り切ることで、 同じ認知症の症状でも、問題性は軽くなります。 |
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受入れる | 認知症に対する理解が深まって、認知症の人の心理を自分自身で消化できるようになります。 あるがままのその人を家族の一員として受入れることができるようになります。 |