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末永く、無理のない介護のためのヒント
No
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鉄則
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詳細
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1
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良く知ること | 認知症を先ずは良く知ること |
2
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割り切ること | 大切なのは負担を軽くして、長続きできることの心がけ |
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過去は過去。今現在あるものを認めよう。 | 「元通りにさせよう。教え込もう。もっと説明しよう。」 もとに戻そうとする努力は、マイナスの結果をもたらす場合がほとんどです。 過去にこだわるとき、介護はもっとも困難な状態であり、認知症の症状が進行するときと なってしまいます。 |
4
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開くこと。囲い込んで抱え込まないこと。 | 明日は我が身。お互い様です。地域の方がたへ悩みを打ち明けて、 理解を促していきましょう。24時間緊張して監視を続けていてはいけません。 |
5
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仲間と交わる | 何でも話せる、気の合う仲間でも、同じ悩みを持つ方でも関係を作っていくことが 重要です。つながりを大切にして、気軽に頼み合えるようになれると、家族の心は軽くなっていきます。 |
6
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一息 | デイサービス、ショートステイ、訪問介護などの利用、隣人への依頼など積極的に行なって 息抜きをしましょう。24時間介護を続けてきた家族に対して、周囲はもっと理解を深められることが 望まれます。 |
7
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猫の手は多く借りる | 長続きが大切です。遠慮、気兼ねは無用です。利用できるものは積極的に最大限活用していきましょう。 |
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ペースは認知症の 人に合わせる |
介護の中で、日常生活動作が著しく遅いことに、家族は感情的になりやすい状況に置かれます。 催促、注意、禁止など、認知症の人を否定する言動を発しやすい局面が何時でも起こっています。 これは、日常生活の基準が介護者にあるため生じている問題です。認知症の人のペースに合わせることで 認知症に伴う混乱を避け、介護にかかる精神的、肉体的、物理的、時間的な負担を軽減されることに つなげていくことが肝要です。 |
9
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相手の立場 | 寛容。相手のことをすべて知ることはできません。 だからこそ、自分の考え方の枠を押し付けないで、相対的な考え方、 つまり寛容さが大切になります。 |
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家族自身の健康管理。こころの管理。 | 家族の健康管理はもとより、こころの管理は重要です。 認知症の人へ、献身的に仕えていくことは決して簡単なことではありません。 どんなに一方的に与えても、まったく反応が戻ってこないことは、当たり前にあります。 こころが渇かないように。健康管理と合わせてチェックしていきたいところです。 |