グループホーム「あい」利用者の権利
グループホームは、認知症によって自立した生活が困難になった方々に対して、安心と尊厳のある生活を営むことを支援するためのものです。それは、家庭的ななじみのある環境、少人数の親しみのある人間関係、あるがままを受け入れる温かい雰囲気、それまで慣れ親しんできた生活の継続と残された能力をできる限り活かした生活の組み立てによってもたらされます。
グループホームの利用者には、認知症についての正しい理解及び介護サービスについての専門的な知識と技術を持つ職員チームによって、一人ひとりの状況と希望に会わせた適切な介護サービスを受ける権利があります。
グループホーム「あい」は、利用者が当然持つものとして、下記の10の権利とサービス提供者が守るべき10の倫理綱領を表明します。本施設を携わるすべての者は、これらを尊重し守ることを誓います。
また、利用者とその家族が権利を行使することによって、いかなる不利益を受けることがないことも併せて宣言します。
利用者とか続投は以下の権利を事業者に対して主張することができます。
1 独自の生活歴を有する個人として尊重され、プライバシーを保ち、尊厳を維持する権利
2 生活や介護サービスにおいて、十分な情報が提供され、個人の自由や好み、および主体的な決 定が尊重される権利
3 安心感と自信を持てるよう配慮され、安全と衛生が保たれた環境で生活する権利
4 自らの能力を最大限に発揮できるよう支援され、必要に応じて適切な介護を継続的に受ける権 利
5 必要に応じて適切な医療を受けることについて援助を受ける権利
6 家族や大切な人との通信や交流が保たれ、個人情報が守られる権利
7 地域社会の一員として生活し、選挙その他一般市民としての行為を行う権利
8 暴力や虐待および身体的精神的拘束を受けない権利
9 生活や介護サービスにおいて、いかなる差別も受けない権利
10 生活や介護サービスについて職員に苦情を伝え、解決されない場合は、専門家または第三者機 関の支援を受ける権利
認知症高齢者施設グループホームあい